授業者の話し方3つのコツ
授業者の話し方3つのコツ
①子どもが聴いている時だけ話す
②子どもの目を見て話す
③言葉数を極力減らす
私たちは喋りのプロではなく、授業のプロ。上手な話し方を極める必要はない。 子どもは反応が良いから「喋り上手天狗」になりやすい。 子どもに届けば、それで良い。
①子どもが聴いている時だけ話す
子どもが喋っているのに、それに被せて話をするのは絶対NG。
「人が喋っている時に喋ってもいい」と思わせたらダメ。
必ず子どもが静かになるまで待ってから話す。
もちろん「はい、静かになるまで◯分かかりました」は言わない。
話を聴く雰囲気を作ったもん勝ち
②子どもの目を見て話す
「あなたに話している」というメッセージを伝えるため。
大人数相手に話をする時は「誰に」話しているのか曖昧になり、聴いてもらいにくくなる。 「あなたたち一人一人に話している」ことを意識する。
目が合わなければ、話をやめる。話を聴いてくれるから話をするスタンス。
③言葉数を極力減らす
間を怖がらない。沈黙は金。 こちらが黙っていると、不思議と聴き手の集中力は増す。
言いたいことを端的に。間延びさせず短い時間で。
話術を極めた先に教員の未来はない。分かりやすい授業ならば動画で充分。お笑い芸人に話術で勝てるわけがない。 私たちは話術でない所で勝負せねばならない。 現に大人が滑らかな口調で伝えるよりも、子どもがたどたどしく伝えた方が聴き手に響くことは多々ある。 でも最低限、聴いてはもらわないといけないので、そのための3つのコツ。